いちじく

【豆知識】いちじく(インドボダイジュ/絞め殺しの木 )と仏教のお話について

 以前にキリスト教の啓典である聖書(旧約聖書)の最初の書の「創世記」に登場する「禁断の果実」がいちじく(無花果)だった説について書かせていただきました。

 今回は仏教でのいちじくのお話について書かせて頂きます。

 仏教の開祖お釈迦様がその樹下で悟りを開いたと伝わる菩提樹ですが、実はいちじくの仲間でインドボダイジュと呼ばれる種類です。インドボダイジュは、クワ科イチジク属の常緑高木で高さが20メートルを超えるものもあります。

インドボダイジュの木

 他のいちじく属同様、着生植物として宿主となる木に発芽し、表面を覆うように成長します。宿主に絡みつき、絞め殺すように成長するため、「絞め殺しの樹」という俗称で呼ばれる事があり、実際に枯死させてしまう事もありす。  

 これは熱帯雨林の過酷な環境に適応し、種を存続させるために獲得した特性であると言われます。「絞め殺し」の結果として宿主側の植物が枯死した場合には、絞め殺しの木の中心部分(宿主植物があった部分)が円筒形の空間となり、しばしば空いたまま残ります。

 美容と健康にいいいちじくの仲間に絞め殺しの木がいるなんて面白いですね!

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