よもぎ

北海道の年の瀬の行事と料理についてのおはなし

 北海道の正月は年神様(歳徳神さま・お正月さま「としこしさま」などとも呼ばれています)を迎えるために餅を用意していました。
昔は餅をつく量も、種類も多く、一家総出で、1日がかりで行っていました。つきたての餅はその場で納豆餅やおろし餅に、餡を包んでアンコ餅に丸めます。

 お供え用の鏡餅、雑煮用ののし餅、黒豆を加えた豆餅、そして特に春採取して乾しておいたヨモギを入れたヨモギ餅は香りが好まれました。
砂糖を加えた砂糖餅や、うるち米と合わせた黄金餅(ゴンダ餅とも呼ぶ)、開拓当初はイナキビの黄色い餅なども作られていたそうです。

 北海道ではヨモギを玄関や窓際などにヨモギを飾ると魔除けとして活用されていました。正月にヨモギ餅を食べるもの邪気を寄せ付けない意味もあったのかもしれませんね。

 蔵王あすなろファームでは、春に取ったヨモギを冷凍ペーストにして販売しております。香りも色も良いと好評の一品です。一度ご覧に頂けると幸いです。

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