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【おもしろ豆知識】忍秘伝!狼煙(のろし)にはヨモギが使われていた!?

 以前に、忍者がよもぎを爆弾の原材料に使わていたブログを書かせて頂きました。今回は火薬や薬などの知識が豊富だった伊賀や甲賀の忍者も使っていた狼煙(のろし)について書かせて頂きます。

 狼煙とは、物を焼くことで煙を上げ、それを離れたところから確認することによって、情報を伝達する手段です。烽火、狼火、狼燧ともいいます。

 のろしの材料は忍術書「万川集海」では、ヨモギ、藁、松、杉、ヒノキ、オオカミのフンと記載されています。常緑樹の松、ヒノキ、杉は可燃性の油分を含み、含水率は50%程度と共通した特徴があります。水分は白い煙を発生させる重要な要素です。加えて材料がたちまち燃えてしまうと、のろしの意味がなく、「長く白くくすぶる」状態が必要不可欠でした。そしてヨモギについては煙の濃度を上げる効果が期待できたと言われています。

 オオカミのフンについては、「極めて臭い」という特徴があり、無風ならば半径2キロ程度は拡散するぐらいの臭いを放ちます。嗅覚、視覚に優れていた忍者は訓練すれば、さらに遠距離でも、燃焼に基づく糞の特異的な臭いに反応した可能性がある。

 白く立ち上る煙と臭いをミックスさせて忍者は情報を伝達していたなんて面白いですね。

 本文とは関係ありませんが、蔵王あすなろファームではヨモギをつかった商品を販売しています。一度ご覧いただけたら幸いです。

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