いちじく

日本で栽培されているイチジク(無花果)の様々な品種をご紹介します!

イチジクと言っても日本では色々な品種が栽培されています。今回はイチジクの品種について色々ご紹介します。

【桝井(ますい)ドーフィン】
 現在日本で栽培されているイチジクの8割を占める主力品種です。広島県佐伯郡宮内村(現・廿日市市)出身の桝井光次郎氏が1908(明治41)年にアメリカから持ち帰った北米産のイチジク・ドーフィン種を育苗し「ドーフィン」として各地に販売したが、当初のものは夏果しか穫れない「ビオレ・ドーフィン」だたようで、その後本来の「ドーフィン」を取り寄せ導入したところ、夏秋いずれも実が付き、夏果の形状もそれまでのものとは異なることなどから、区別するために「桝井ドーフィン」という名称で販売した、というのが「桝井ドーフィン」という品種名の由来で、正式な品種は「ドーフィン」という事になります。

【蓬莱柿(ほうらいし)】
 ポルトガル人によって寛永年間に伝えられ、それが今日の在来種となっています。果皮は薄く、甘味とほのかな酸味があります。豊産で耐寒性があり、乾燥にも強く育てやすい品種です。蔵王あすなろファームではこの蓬莱柿を使ったジャムやハーブティーを作っています。

【とよみつひめ】
 福岡県が開発した品種で、 完熟した食べごろのものだけを収穫しないので福岡県外で流通することはほとんどありません。糖度が約17度と甘みが強く、果皮は赤紫色で果肉は黄色く、肉厚でジューシーです。

【ビオレ・ソリエス】
 フランス原産の黒いイチジクで、栽培が非常に難しく収穫量が少ないことから「黒いダイヤ」とも呼ばれます。果皮が濃紫色でやや小ぶりですが、とても甘みの強い品種。佐賀県や佐渡など一部の地域で栽培されていますが、流通量は多くはありません。

【カドタ】
 秋果専用種で果皮が赤紫色~紫褐色のイチジクです。果実は小さめながら糖度18度と高く、ねっとりとした濃厚な食感です。カドタは、イタリアが原産の夏秋兼用品種で、果皮は熟して黄緑色のままの白イチジクです。糖度が高く、蜜が浮き上がるくらいジューシーで、ジャムを食べているような甘さです。そのほとんどは料理店やお菓子屋に納品され、一般の店頭に並ぶことはあまりありません。

 こんなにイチジクの品種があるなんて面白いですね。本文でも記載しましたが、蔵王あすなろファームでが蓬莱柿を使ったジャムやハーブティーを販売しています。一度ご覧いただけたら幸いです。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/zaoasunaro/a4a4a4c1a4.html

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