キリスト教の啓典である聖書(旧約聖書)の最初の書の「創世記」に登場する「禁断の果実」とはどのような果実か皆さんはご存知でしょうか?
だいたいの人は「リンゴ」が頭に浮かぶのではないでしょうか?
実際のところ聖書の中では「リンゴ」とは書かれていないのです。そのため、地中海の人々は、アダムとイブが口にしたのも「イチジクの実」と考えていたようです。
イチジクは「生活の豊かさ、豊穣、贅沢」を表すものです。知恵の実を食べたアダムとイブがイチジクの葉で覆ったのは、「豊穣」の意味合いを持つ生殖器でした。またイチジクは女性性を暗に示すものでもあります。
そもそも恥じて裸身を覆った葉がイチジクであったのですから、食べたのもその実と思っても不思議ではありません。
もちろん、リンゴの木が身近にあるドイツやイギリスの画家たちは、エデンの園にリンゴの実を描いています。
しかし、地中海世界の人々にとってはより近しい存在であるイチジクが、「禁断の果実」にふさわしい甘美な果物だと思っていたのでしょう。
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