よもぎ

福島県葛尾村周辺で100年続く伝統郷土料理「凍み餅」についてのお話

 先日に福岡筑豊地方の郷土料理「ぼんし餅」についてブログに書かせて頂きました。今回は福島県葛尾村にも古くから伝わる「凍み餅」についてのお話です。


 「凍み餅」とは、もち米に山野草(オヤマボクチ)の葉、ヨモギ等を混ぜて蒸し、つきあげてから冷凍庫で凍らせ、40日ほど自然乾燥して出来上がるお餅です。

 このオヤマボクチは、ヨモギの代わりに葉を用いることもあり、新潟県の笹団子や山梨県と東京都檜原村の草餅に使っている地域もあるようです。

【凍み餅について】
 凍み餅とは、1~2月頃に、餅を軒先などに吊るして寒風に晒し、氷結、乾燥させて作る保存食です。
東北地方の農家に伝わる伝統食で、福島県では会津地方や阿武隈山系のあたりで作られ、その発祥は、江戸時代中期にさかのぼるともいわれています。
餅が凍りやすいように、よもぎや山ごぼうの葉を練り込んだ餅で作られることが多く、自然食や健康食としての価値も見直されるようになっています。 

 「凍み餅」は懐かしい味で知られ、3月中旬から県内外に出荷されるようなので一度機会があれば食べてみたいです。

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